2007年12月23日日曜日

最近のJBoss

JBoss5 beta3がでた。
JBoss MicroContainer(MC)2.0を積んだ最初のリリース?
JBossも初期のJBoss SeamにDIコンテナとしてJBoss MCを組み込んでいたこと
もあり、JBoss MCを最初の頃、Spring etcと同じような汎用DIコンテナの
一種かと思っていた。
Google Guiceの登場後、JBoss MCの位置づけが変わった。
WebBeans仕様をJBossがJCPに提案し、SeamをWebBeans仕様のRI
(参照実装)と位置づけ、WebBeans=DIコンテナの共通API、
Seam=WebBeans対応のDIコンテナという図式にした。
JBossはこの位置づけ変更に伴い、JBoss MCを汎用DIコンテナでは
なく、JBoss AS用のサービス統合基盤と(GeronimoのGBeanと同じ位置
づけに)位置づけし直した。

JBossはJBossAS5に着手した辺りから、プロダクト間での共通機能の
切り出し、ライブラリ化を加速している。DIコンテナ等のプロダクト
レベルでの傾倒ではなく、もっと低レベルの層に重きを置いている
印象。低レベル層にコミットすることでプロダクトの底上げを図って
いるように感じる。

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